難聴・めまいの診療について
頭部用X線CT装置3DAccuitomo
微細な構造の観察が可能なCTです。中耳炎、耳小骨・内耳奇形といった耳の病気や、副鼻腔炎の診断に用いられます。通常のCTと異なり、脳の評価や頭部以外の撮影はできません。
PitEye
VRゴーグルを用いた眼球運動検査機器です。従来のめまいの精密検査機器は、大掛かりな機器の設置が必要でした。この検査機器では、VRゴーグルを使用することで、省スペースで高精度の検査が可能となっています。ビデオヘッドインパルス検査(vHIT)、前庭動眼反射検査といった内耳機能検査や、指標追跡検査、視運動性眼球運動検査といった中枢機能の検査も可能です。
Interacoustics社製・AC-40
専門的な検査を多く施行可能な聴力検査機器です。通常の検査機器では8kHzまでしか測定できませんが、この機器では、20kHzまでの高周波数領域の測定が可能で、難聴の早期発見に有用です。また、特殊な雑音を用いることで、蝸牛不感領域(CDR)の検出が可能。
Interacoustics社製・Titan
この機器で、中耳および内耳機能の他覚的評価が可能です。
<中耳機能検査>
当院では、ワイドバンドティンパノメトリーを搭載しています。226〜8000Hzまでの連続周波数を測定し、3Dティンパノグラムを表示します。通常のティンパノメトリー検査機器では検出できないような異常の検出が可能です。
<耳音響放射検査>
耳音響放射とは、音が内耳に到達した際、内耳の細胞によって作られる振動が外耳道内で音として測定される現象のことを言います。この現象を利用した検査が耳音響放射検査で、内耳の細胞の状態を評価するために使用します。
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